
随感随筆 2012年5月1日
カダーレを語る
4月30日、会派の視察で由利本荘市の文化交流館カダーレを訪問した。図書館、ギャラリー、スタジオ、調理室、茶室などいずれも素晴らしい施設である。さらに、プラネタリウムはミニコンサートや映写会などもできる多機能空間。そして、最上階には天体観測室まで備わり、圧倒されるばかり。
ただ、地元の声を聞くと、当初から駐車スペースが少ない、積雪時が大変だった、などの声も。また暖房費も思った以上に掛かった由。地元の人(雪国を知っている人)が造れば少しは違ったかな?
建物本体は独特のもので、私にはその芸術性はよくわかりませんが、この建物を見てなぜか秋田市立体育館を連想してしまった。素人目には、もっと普通でもいいんじゃないかなあ、と言うのが実感。
建設費は50億円以上、外構も含めると80億円以上とか。当日は、著名人の講演もあり駐車場は満杯状態、大勢の人達が集まったようである。これからも企画の充実により、是非、このにぎわいを継続して県内外からの集客を期待したいものである。
そしたまた頭をよぎったのが、秋田市の中心街区「なかいち」エリア。こちらも間もなくオープンする。どちらも建物が立派なことに間違いない。要は中身、企画の充実と継続の勝負となるだろう。
余計なことかもしれませんが、県立美術館の設計は雪国の人ではないけど大丈夫かなあ、という心配が杞憂に終わるといいが・・・・・