活動報告 2019年11月18日

フェリー利用促進部会

 令和元年度第2回 秋田県環日本海交流推進協議会「フェリー利用促進部会」が開催されました。物流関係者や秋田県、秋田市のほかオブザーバーとして秋田運輸支局、新日本海フェリーからも参加があり、フェリー秋田航路の利用状況や令和元年度事業の取組みについて説明がありました。

 9月までの上半期を見れば貨物12,950台、旅客34,291人と前年度比95.8%、98.4%で利用実績は微減となっています。フェリー秋田航路就航20周年を記念した旅行商品の企画などもありましたが今一つ注目度が低いのかもしれません。

 今年の8月、初めて秋田~敦賀間を利用しました。大浴場や映画鑑賞などゆっくり時間を費やすことができる船旅は捨て難いものがあります。北海道・苫小牧、新潟、福井県・敦賀の4港を結ぶ定期フェリーにはこれからも貨物輸送・旅行客の大動脈として活躍してもらいたいものです。

 あまり知られていないかもしれませんが、平成30年9月北海道胆振東部地震における 迅速な被災地派遣に貢献し、消防など210名、車両71台(9/6~13)を輸送するなど災害時における輸送手段としても大きな役割を果たしています。

 船は「らいらっく」」「ゆうかり」の2隻があり、旅客定員846人、乗用車58台、トラック146台が積載可能。  “豪華客船”とまではいかなくても、“令和の北前船”で物流の一コマに触れ、非日常の船旅体験をするのも一考の余地がありそうです。